「田中測量のジャイロ測量のあゆみ」 NEW
ジャイロステーションを関西でいち早く導入し、今では日本全国はもとより、海外でもその技術力に高い評価をいただいております。
ここでは、当社のジャイロ測量の歩みをご紹介致します。
ここでは、当社のジャイロ測量の歩みをご紹介致します。
■1980年 ジャイロ真北測量機以前のトンネル測量
「国鉄福知山線 第一武田尾トンネル 駅部工事」
(場所:兵庫県宝塚市玉瀬)
下の写真は、弊社社長 田中達人が約40年前に撮影した国鉄福知山線第一武田尾トンネル駅部工事の坑内の様子です。
当時弊社社長が測量を担当していた現場で、トンネルの掘進工事が貫通した後に、個人の愛機で撮影した作品です。
この写真は、昭和56年(1981年)に雑誌「トンネルと地下」の表紙に採用されました。
ちなみに機材は、
BODY:Hasselblad
LENS:Distagon CF 40mm F4
です。
全紙サイズのパネルにしたカラー写真だったのですが、経年により色褪せてセピア調になっています。
社内ではこの写真を前に、社長からジャイロ真北測量機のなかった時代のトンネル現場での測量の苦労話を折に触れ聞く機会があり、現在の測量器機や作業環境が恵まれていることを再認識させられます。
■1993年 ジャイロステーション【SOKKIA GP1-2】導入
弊社が最初にジャイロ真北測量機を導入したのが、現在のようなオートではないジャイロ真北測量機【SOKKIA GP1】でした。
オートジャイロではないために、今とは比べ物にならないくらいの時間をかけての測量になっていましたが、 オートジャイロステーション【SOKKIA AGP1】の導入までは、主には京都市地下鉄東西線御陵工区のシールドトンネル工事の坑内測量で活躍しました。
【SOKKIA AGP1】の画像は、ジャイロステーションの歴史を画像で綴る、 SOKKIAブランドのSOKKIA MUSEUMのページでご覧になれます。
■1994年 オートジャイロステーション【SOKKIA AGP1】導入
1994年、ジャイロステーションを関西でいち早く導入しました。それが当社にて現在も稼働している【SOKKIA AGP1】の3号機です。
その年に大阪府寝屋川市でのシールド工事にて初めてジャイロ測量を実施しました。
また琵琶湖の水を京都市内に運ぶ重要な役割の導水路トンネル建設工事であった「第2疏水連絡トンネル建設工事(第二期工事)」にて、地上ではGPS測量を、坑内ではジャイロ測量で威力を発揮しました。
その後まもなく、名神高速道路の天王山トンネルの4車線化のトンネル工事にて、地上ではGPS測量とジャイロ測量を融合させ、坑内ではジャイロ測量を行い、 それが当社の現在のトンネル高精度測量の基礎となっています。
■2008年7月オートジャイロステーション【GTS3000】開発
当社もこの年にGTS3000の使用を開始しました。
■2008年12月1日【GTS3000】販売開始
ドイツDMT社製のオートジャイロ「GYROMAT3000」をもとに
最新鋭のジャイロステーションを当社が開発。
短時間で高精度な結果を弾き出す抜群の操作性と安定感。
トンネル、シールド工事など究極の到達精度が求められる
真北測量に欠かせない信頼のパートナー。
NEW STYLE オートジャイロステーション【GTS3000】
現在では、オートジャイロステーションGYROMAT5000やGYROMAT3000の販売代理や修理手続き代行を行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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オートジャイロステーションの新ブランド、 |
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■2016年4月、【GYROMAT5000】を導入
オートジャイロステーションの最高峰【GYROMAT5000】のLEICA TS60を搭載した世界第1号機を当社が導入。
測量精度はもちろん、測量時間の短縮、操作性の向上、バッテリー容量保持性能の向上など、あらゆる面で頼れる1台となりました。
■2020年9月、ジャイロ測量の体制強化のため【GYROMAT5000】の2機目を導入
トンネル工事のジャイロ測量受注増加に合わせ、オートジャイロステーション【GYROMAT5000】の2機目を導入。
現在、中央新幹線をはじめ、全国の新幹線のトンネル工事や高速道路の長大トンネルなどでその威力を発揮しております。